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​開催概要
日頃からご参加いただいている皆様、日々リハビリテーションに取り組まれている方々に感謝と尊敬の意を込めて、そして多くの方に学んでいただきたい為、特別な価格でのご提供です。

この講師陣が集まったセミナーをこの価格で受けることができるのは、当研修会だけの特別な機会となっています。

本来であれば、セミナーレベルでは一度に集まることがほとんどない講師陣ですが、今回山本澄子先生を筆頭に講師の皆様の熱い想いがあってこそ、そして皆様の臨床にほんの僅かでもご助力できればと思い、開催が決定しました。

この機会を逃すと、他では決して受けることができない、再度の開催は難しいかもしれない貴重なセミナーとなっています。

第1回​​

脳卒中者の歩行と装具のバイオメカニクス

講師:山本澄子先生(国際医療福祉大学大学院 福祉支援工学分野 教授)

脳卒中者の歩行再建を考えるためには、歩行の特徴を理解することが出発点であり、バイオメカニクスはそのための有用なツールである。ここでは、通常歩行の特徴であるロッカー機能にもとづいて3次元動作計測で得られたデータから、脳卒中者の歩行の特徴を述べる。さらに、装具の機能と歩行への影響を説明し、具体的な歩行再建を目指すための基礎知識について説明する。

第2回

脳卒中者の歩容再建~装具選定・調整のアップデート~

講師:村山稔先生(新潟医療福祉大学 義肢装具自立支援学科 講師)

脳卒中患者の歩行練習において,長下肢装具の使用開始から短下肢装具に移行するまでの間にも,歩行能力の改善にともなって段階的な難易度の調整が必要と考えられる.そこで今回のセミナーで,長下肢装具から短下肢装具に移行する間の歩行練習と装具の設定について,考慮すべき点を検討したい.長下肢装具は膝関節を固定するだけでなく,30°屈曲に可動させることにより,荷重応答期から立脚中期における内側広筋の筋活動比が増加する.また,膝継手を屈曲遊動にした介助歩行により,短下肢装具に比べて強制的に速い速度の歩行が可能になる.短下肢装具では踵からの初期接地を補償し,荷重応答期に底屈を促す設定で継続使用することで,荷重応答期における前脛骨筋の筋活動比が増加する.それぞれの時期に適切に装具を設定することで,先行研究で懸念されている長下肢装具や短下肢装具の使用による廃用性筋萎縮は,防ぐことが可能と考えられる.下肢装具の選定や調整は継手の多機能化から,以前に比べて複雑になっていると思われる.脳卒中片麻痺者の歩行練習に用いる下肢装具は,関節を固定や制限するためデメリットが生じることもあり,誤用や誤学習を防ぐためにも適切な装具の選定や調整について,今回のセミナーを通じて参加費と供にアップデートしていきたい.

第3回

急性期から始める歩容再建~長下肢装具の活用~

講師:高橋忠志先生(地方独立行政法人東京都立病院機構 東京都立荏原病院)

脳卒中後の歩行再建で下肢装具の役割はいままで、回復期リハビリテーション病棟を退院し、生活期に移る際に下肢装具を装着して歩行を自立させることにフォーカスされていたように思う。また、日常臨床ではいかなる非効率な歩容でも下肢装具を使い自立度が上がれば良しとされていた時代もあったように感じる。

しかし近年、急性期から長下肢装具を用いて歩行練習を行うことで、従来のリハビリテーション治療に比べ、早期に歩行自立度を改善させることが様々な研究で示されている。また、テクノロジーの進歩や様々なエビデンスの集積により私はより効率の良い歩行を獲得できると考えている。今回のセミナーでは歩行再建のその先にある、正常歩行を目指す歩容再建で急性期から長下肢装具を用いてどのような歩行トレーニングを行えば良いかを解説する。

第4回

回復期から始める歩容再建~短下肢装具の活用~

講師:田中惣治先生(新潟医療福祉大学 義肢装具自立支援学科 講師)

装具療法において脳卒中者の歩容を改善するためには,対象者の歩行の特徴を的確に評価することが求められます.併せて,短下肢装具の足継手の機能の違いにより歩行時の筋活動のどのように変化かするかについて知識が必要です.今回のセミナーではバイオメカニクスの観点から脳卒中者の歩行の特徴と短下肢装具の効果について解説し,脳卒中者の歩容を改善するポイントについてお話します.

第5回

脳卒中者の歩行と装具の研究を行うための第一歩&座談会

講師:山本澄子先生(国際医療福祉大学大学院 福祉支援工学分野 教授)

 村山稔先生(新潟医療福祉大学 義肢装具自立支援学科 講師)

     高橋忠志先生(地方独立行政法人東京都立病院機構 東京都立荏原病院)

  田中惣治先生(新潟医療福祉大学 義肢装具自立支援学科 講師)

​    ※当日参加できない講師がいる場合があります。

この回は、前半に山本澄子先生に「研究を行うための第一歩」としての内容をお話いただき、その後参加者の皆様の臨床の悩み、質問したいことを講師陣に質問していただき、臨床の疑問を解決していただく内容になります。

リハビリテーションによる脳卒中者の歩行の変化や装具の効果を客観的に評価して発信することは知識の蓄積のために重要である。しかし、「研究」という言葉からは「たいへんそう」「どうしたらよいかわからない」という印象を受ける場合が多いのではないだろうか。ここでは、研究を始めるための第一歩としてどのようなことが可能か、何に注意すればよいかという内容を説明する。

※随時抄録を掲載していきます

Seminar Contents

第1回:脳卒中者の歩行と装具のバイオメカニクス

 日程:令和6年5月18日

 時間:19:00~21:00(質疑応答含む)

 講師:山本澄子先生(国際医療福祉大学大学院 福祉支援工学分野 教授)

 

第2回:脳卒中者の歩容再建~装具選定・調整のアップデート~

 日程:令和6年6月1日

 時間:19:00~21:00

 講師:村山稔先生(新潟医療福祉大学 義肢装具自立支援学科 講師)

 

第3回:急性期から始める歩容再建~長下肢装具の活用~

 日程:令和6年6月20日

 時間:19:30~21:30(質疑応答含む)

 講師:高橋忠志先生(地方独立行政法人東京都立病院機構 東京都立荏原病院)

 

第4回:回復期から始める歩容再建~短下肢装具の活用~

 日程:令和6年6月27日

 時間:19:00~21:00(質疑応答含む)

 講師:田中惣治先生(新潟医療福祉大学 義肢装具自立支援学科 講師)

 

第5回:脳卒中者の歩行と装具の研究を行うための第一歩&座談会

 日程:令和6年7月20日

 時間:19:00~21:00(質疑応答含む)

 講師:山本澄子先生(国際医療福祉大学大学院 福祉支援工学分野 教授)

    村山稔先生(新潟医療福祉大学 義肢装具自立支援学科 講師)

    高橋忠志先生(地方独立行政法人東京都立病院機構 東京都立荏原病院)

    田中惣治先生(新潟医療福祉大学 義肢装具自立支援学科 講師)

​    ※当日参加できない講師がいる場合があります。

参加方法:ZOOM

参加費:10,000円(全5回)

​先着:100名

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